格安スマホとは、docomo、au、softbankといった携帯会社ではなく
それ以外の会社が販売している本体価格・月額利用料が安いスマホのことを指します。
そのため、お得な格安スマホを選ぶには
・本体代金が安い
・月額料金が安い
の2点を満たしていることが大切です。
とはいえ、ただ単に安いというだけでもいけません。
安いけれどYoutubeやLINEといったサービスを満足に使えないということになってしまっては意味がありません。
そこでここでは
・きちんと快適にスマホを使える
・それなのに料金が安い
という格安スマホについてご紹介します。
ちゃんと使える格安スマホ
OCN モバイルONE
格安スマホの中には通話ができないというタイプもあります。
しかしOCN モバイルONEの場合はきちんと通話ができ、かつドコモの回線を利用しているのでLTEにも対応しています。
つまり、普通のドコモのスマホとほぼ変わらないけれど格安なのがOCN モバイルONEです。そして2年しばりもありません。
- 通話・LINE・Youtubeがストレスなく利用できる
- 本体代と合わせて月7,800円~
- 2年しばりがない
mineo
ドコモ、au回線を利用している人であれば、今のスマホのままで電話代が安くなる格安スマホです。
格安スマホに変える時に悩むのが、電話番号が変わってしまうことです。しかしmineoであれば電話番号を現在のまま使うことができます。
今のスマホでmineoに変更する方法も簡単です。mineoに申し込むとSIMカードと呼ばれる小さなカードが届くので、それを現在使っているスマホ内に差し替えるだけで使うことができます。
- 現在使っているスマホをそのまま使える(ドコモ、au)
- 電話番号も変更せずに料金だけが安くなる
- 通話やインターネット利用の品質も大手携帯会社と同じ
DMM mobile
動画サービスが有名なDMMからも格安スマホが出ています。mineoと同じようにスマホを持っていれば電話番号をそのまま利用することができます。店舗などがないのでその分人件費が浮き、料金として安くなっています。
LINEでしか通話しないなど、電話としての機能がいらなければその分も安くなり、使う状況に応じて料金を細かくカスタマイズすることができるのも魅力です。
- 現在使っているスマホをそのまま使える
- 電話機能アリ、ナシなど利用状況に応じて料金をカスタマイズできる
- 店舗がなくその分安くなっている
なんで格安スマホは安いの?
いくつかのオススメな格安スマホをご紹介しましたが、疑問に思うのは「なんで結局安いの?」という部分ではないでしょうか。
結論から言うと、人件費などを浮かしているからなどが挙げられますが、
それ以外にもいくつか考えられることがあります。
1.回線を大手通信会社から借りている
既存の大手通信会社は、自社の設備投資で回線を整備して、サービスを提供しています。
例えばドコモのスマホは、ドコモが整備した通信回線に接続して電話やデータ通信をしています。
一方、格安スマホを提供するサービス事業者は、この大手通信会社の回線を一部借りて、独自の料金体系やサービスを付加してサービスを展開しています。
そのため、一定以上の品質を保ちながら設備に対するコストを低く抑えることができています。
ただし、格安通信会社が借り受けている分の回線を私達ユーザー同士でシェアすることになりますので、ユーザーが増加してくると、利用が集中する時間帯に一人あたりの接続が不安定になったり、回線速度が低下したりする場合もあります。
2.安価なスマートフォン端末を販売している
大手キャリアの販売するスマートフォンは、大きな画面に高性能なカメラ、たくさんのアプリをダウンロードできる大容量のメモリーなど、最先端の高性能を追求した大手メーカーの機種がほとんどです。
一方、格安通信会社が回線とセットで販売している機種は、海外製を含む安価なものも多く1万円前後から選ぶことができます。
そうなると心配なのは性能面ですが、ウェブサイトを閲覧したり、メールやLINE、SNSの利用など基本的な利用で困ることはほぼありません。
一般的なアプリの利用には必要十分な性能を備えた機種がほとんどです。
また海外メーカー機種の場合、国産メーカーの同価格帯の機種よりも高性能な事が多くなります。
ただし、ゲームアプリを楽しみたい場合は注意が必要で、ダイナミックな画面の動きのあるゲームやタイミングが大事なリズムゲームなどでは性能が追いつかなくなるかもしれません。
遊びたいアプリがその機種で動くのかどうか、確認しておいたほうが良いでしょう。
3.今持っているスマホで利用できる
スマートフォンにはSIMカードといわれる契約者を特定する情報が記録されたICカードが挿入されています。
既にお持ちのスマートフォンが対応していれば、SIMカードを差し替えるだけで格安通信会社への乗り換えが可能になります。
ご利用の機種や通信会社の組み合わせによって、対応できる場合、できない場合がありますが、お気に入りの機種のまま格安回線を利用できるようになるかもしれません。
お得な回線とお気に入りの機種を組み合わせて選べるのも格安通信会社の魅力です。
4.店舗展開を抑えている
格安通信会社の多くは、インターネットを中心に営業を行っています。
そのために店舗を出す費用、そこに配置する店員さんの人件費などを抑えることで価格を安くしています。
ただ、利用開始の手続きもプランの変更も、すべてウェブサイトを通して自分で行うのが前提です。
それでも多くの場合、わかりやすいマニュアルやウェブサイトが用意されていますので、それほど迷うことはないはずです。
また、最近は家電量販店にカウンターを設置している通信会社もありますので、不安であればそういった会社を選べば安心です。
5.最小限のサポート体制
大手通信会社は至れり尽くせりな充実したサポートを提供してくれます。
ショップに行けば故障した端末はすぐに修理や交換を手配してくれ、代替機の貸出もしてくれるでしょう。
修理費用の一部を保証してくれる場合もあります。
スマホの操作に困ったときは、手取り足取り使い方を教えてくれ、遠隔サポートもしてくれます。
格安通信会社の場合、そこまでの手厚いサポートは提供されません。
店舗展開が最小限なので、格安スマホの場合、対面サポートよりも電話かメールでの問い合わせとなることが多くなります。
端末の交換や代替機の貸出なども標準では提供されず、対応に日にちがかかるかもしれません。
しかし、それらの問題に自力で対応できるユーザーにとっては、過剰なサービスと引き換えに安価な回線が使えるということでもありますね。
とにかく費用を安くするなら格安スマホ
「格安スマホ」は、大手から安価に借り受けた回線と、海外製や性能が控えめなスマホ機種。
格安スマホは最小限の店舗展開やサポート体制などによって安価に提供されています。
低価格な分デメリットもありますが、それを理解した上で自分にあった会社を見つけることも、また楽しみです。
格安スマホの魅力は多彩な組み合わせが選べること。
現在も様々な事業者が参入してきており、個性的なプランやサービスも生まれています。
今より通信料を抑えながら、より便利にスマホを使えるサービスを探してみてはいかがでしょうか。